アルヴァとアイノ、そしてエリッサの物語。
アイノは才能もあり、縁の下の力持ち的な役割もあり、アルヴァにとっては鬼に金棒。
アイノ亡き後もエリッサがその役割を担う。もちろんアルヴァの才能もすばらしい…
建築家としてのアルヴァ・アアルトの仕事、そして人生のパートナーであるアイノ・アアルト、エリッサ。
あくまでアアルトが手掛けた建築にフォーカスを当てた映画であって、デザインした家具はそれほど扱われま…
このレビューはネタバレを含みます
どんな方なのかほぼ知らずに観に行ったけど、私が街で見かけるステキな家具や照明だなと思ってるようなもの、だいたいこの方が最初に作ってそうな感じだった。夫婦の手紙のやりとり内容とかも出てくるけど、奥様ス…
>>続きを読む憧れのアアルト
実際に訪れてみたいと思いつつ、
フィンランド本国以外にも各地に散らばるアアルトの作品全てに行くことはきっとできないだろう
だからこそ、写真集の小さな中ではなく、
映画館のスクリー…
アイノの支えなしでは成し得なかったアアルトの功績の数々。エリッサ含め彼の側にはいつも、優しく強い妻の存在があった。
人たらしで強気で男らしく見られがちだが、繊細さや弱さも同じくらい持ちあわせているよ…
アアルトの描く曲線は、
年輪のように重なって美しさを増す。
その曲線はアルヴァとアイノの2人にしか描けないものだった。
アイノの存在の大きさと、
アアルト建築へのフィンランドでの評判が意外なもの…
人間的で且つモダンって芸術の最終的な解だと思った。たとえば坂本慎太郎のアンサンブルとかそのひとつだと思う。美しくて且つ人に寄り添える、そういう矛盾を含んだものを作り続けられたらこれほど素晴らしいこと…
>>続きを読む普段展覧会ではアアルト光の面しか見ることができないが、そこに至るまでのアイノのことや、時代の流れが知れたのは興味深くはあった。ただ脚本としては話がバラバラとしていて、何を伝えたいのか分からないことが…
>>続きを読む(C)Aalto Family (C)FI 2020 - Euphoria Film