いくら一緒にいたって、いくら家族だって
他人を心の底から理解できることなんてない。
自分自身でも理解難解なものだし、ましてやそれを表現することなんて、不可能に近い。
直接的な表現は一切ないのに、…
輪郭が朧げな痛みや傷跡を、背中でみせるポールメスカル。ラストのUnder Pressure で涙が。聞けなかったこと気づけなかったことを思い返しながら、彼女は生きていく。自分の人生は結局自分1人で背…
>>続きを読む後からじわじわ来る映画でした。
エンドロールに入った瞬間とか、観終わった翌日とか、「わたしは何を観たのか、何かすごいものを観たのではないか」って。
あまりにも淡々と進むから、
途中まで、全然分か…
このレビューはネタバレを含みます
子どものような、恋人のような父、思春期にさしかかった娘。
サガンの『悲しみよこんにちは』をなんとなく思い出しました。
とても色褪せた、セピア色の思い出と空気感。音楽もとても好きでした。
おそらく…
試写会で鑑賞。
監督が幼少期に父と過ごしたひと夏の思い出を大人になって綴った作品。
昨今、アナログ回帰がエモいエモいと云われたりトレンドになっているがゆえに、この映画が高評価になるのも必然といえば…
このレビューはネタバレを含みます
試写会にて。
離れ離れに暮らす父と娘の小旅行。
父親の苦悩が何なのか、
それは観る側に託された感じで
スッキリしない。
ただ、
その時の父親と同じ年齢になった娘が
同じ苦悩を背負っていそうで、
そ…
このレビューはネタバレを含みます
試写会にて
どういう展開なのか、この家族の背景になにがあったのか、父の苦悩の訳は?と色々考えながら観てしまったのであまり語られないこの映画とのズレがあった。観客に解釈を委ねる映画は多々あるけどここ…
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