とてもセリフが少なくて、ドキュメンタリーのような映画。2人の故郷がどこかも明示されていないし(おそらくシリア?)トルコの難民問題については本作では細かく言及されていないが、現地の人々とのやりとりから…
>>続きを読む引きの画が好きだった
老人、棺、孫娘のシルエット
たまに犬
妻と約束したからか
神様に誓ったからか
人生の最後の仕事だというように、老人は進む
孫娘の木馬のおもちゃの車輪を棺にくくりつけて
孫娘…
⚫︎もっと『社会派寄り』なのかと思ってた。
⚫︎ポスターにもあるけど、『寓話といえば寓話』だし『社会派といえば社会派』。そして『ロードムービー』でもある。
⚫︎主人公・ハリメのセリフはほぼ無し。爺ち…
ベキル・ビュルビュル監督『葬送のカーネーション』
トルコの荒野を老爺と孫娘が粗末な棺桶を運びながら歩いてゆく。亡き妻の遺骸を国境の向こうの故郷に埋葬するための旅。目指す土地はまだ紛争が続いているとこ…
トルコの気鋭監督ベキル・ビュルビュルが、亡き妻を埋葬するため棺を背負って歩き続ける老人とその孫娘の旅を、リアリズムと虚構を交差させながら描いたドラマ
荒涼とした冬のトルコ南東部。年老いた男性ムサは…
最後に国境を越えたお祖父さんとそれを見る孫娘の姿、曇った空に響く銃声が結婚式の花火に移り変わるところがとても良い。
ラジオのDJの言葉がとても示唆的で、人間の生死について考えさせられた。
映像的には…
予告編を見て「絶対見たい」と思っていた作品です。シリア難民のハードな現実に目を向けさせつつも、どこか幻想的でロマンチックでファニーな感触を内包している作品でした。
主役の2人(ムサとハリメ)はほと…
『生まれてこないことが、一番良い』というラジオの放送がやけに響いた。大変でつらいを味わうもだし、どんなに幸せでも最後は死だし、死に方が選べる訳でもないし。(自死できる元気があるかないかは別にして。)…
>>続きを読む2024年22本目(映画館22配信0)
亡くなった祖母が入った棺を、祖父と孫が約束の地まで運ぶ話。その約束の地はどこなのか…。
棺を担いだり、引きずったり、車で運んだり、棺がボロボロになったり……
祖父は祖国の魂を継承させたい。口には出せない。賛同者はいないから。
人生は虚無なのかの問いかけ(伏線)
祖国には連れて行けず、孫娘の心にいるのは祖母でなく母だった。
だが最後に身体だけは残…
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