遺体を運ぶ映画
孫と祖父が遺体(妻、祖母)を国境の向こう側の祖国まで運ぶ。
道中で出会う人々は優しく、二人の会話はほぼなく、あっても極めて静かです。
現実のシーンと幻想のシーンが唐突に切り替わり…
お爺さんと孫娘のロードムービー。お伴は大切な人が入った棺桶1つ。
棺桶を引きずって歩くと言ったら「続・荒野の用心棒」のフランコ・ネロぐらいかと思ったら、トルコにもいた。
ほとんど言葉を発しない二…
好き嫌いで言えば好きですが、わからないことが多すぎて…
ハリメはトルコ語が話せるけど、おじいちゃんは話せないので、時々通訳してる。
でも、そのトルコ語じゃない言葉が何なのかわからなくてもやもや。そこ…
映画『葬送のカーネーション』
トルコ映画。
運転席の汚れた窓・・・冒頭のショットから信用できる作り手だなと判断できる映像。
監督は新鋭ベキル・ビュルビュル。
舞台はトルコ南東部。亡き妻を故郷に…
このレビューはネタバレを含みます
寒々しく、寂寥とした旅。周りに遮るものがないその身体に、イメージが、夢が、記憶が、吹き荒んで冷却し、しかし止まることなく通り過ぎる。どうしようもなく残るのはこの生きている身体だけ。
結婚式を逆走して…
【感想】
静謐な時間の中に現れる世界の姿。「希望」とは何かをあぶりだすファンタジー。
まずストーリー。
まず設定が絶妙。
おじいさんと孫娘がトルコからシリアまでを目指すロードムービー。
その道のり…
限りなくて荒涼としたトルコの大地、そこを棺桶を抱えてゆく途方もなさ。祖父と孫のあいだにほとんど会話はないけれど、だからこそ生々しい旅の映像。
あの結末はどう捉えたらいいのか。
でも、そうね、私も死ん…
寝てしまうっていうレビューをいくつか見かけたけど、私はギリ大丈夫だった笑
中東情勢や宗教に詳しければもっと感じ取れるものがあったのだろう。
車に乗せてくれたおばさんの発言やトラックで流れてるラジオの…
©FilmCode