生後まもなくフランスの家庭に引き取られ、フランスで育った女性が韓国を訪れる。文化や習慣の全く異なるなかで突如、韓国人として扱われるようになるのだが…。
複数のルーツを背景に持つ者の混乱と変化を描いた…
最初の居酒屋での初見視奏を実践する場面のカメラワークがダイナミックで掴みが良く、ワクワクさせられる。
奔放な主人公はソウルにてしきりに連絡を寄越す実父と、対称的に音信不通な実母に疲れ果て、また軽やか…
フレディは自由奔放で強い女性に見えるけど、それだけが彼女の本質ではないんだろうな。
ルーツというか、最終的にひとつ揺るぎないものを「自己」として認識できないと、その上にどんなに人生を肉付けしていっ…
うまく言語化できないのが歯痒いけど、、
1つのそこまで一般的な話題ではないトピックを取っても、韓国の光と影、陽と陰が見える。韓国生まれでありながら、フランスに養子に出された主人公(いわば半強制的に…
監督のダヴィ・シューさんはカンボジア系
フランス人です
( 本作は半自伝でもあるのでしょうか? )
製作国はフランス・ドイツなどの合作
日本に行くはずが
成り行きで韓国へ来たフレディ
フ…
友人も叔母さんもフレディのキツくてはっきりした言い方を優しい表現に言い換えているところが面白かった。間に誰かを挟んだ会話は、本心は伝わらないね。
フレディはフランスでどう育ってきたか気になる、今度…
彼女の心情がわかるようで、結局のところ境遇が全く異なる僕がそう言うことがおこがましいくらい、わかりきれないなにかがあって、みていて複雑だった。
少しでも父親と打ち解けられていたようにも見えるし、でも…
強い女性で居たいと思いつつも心は泣いているような表情の演技。
静かで、色々考えながら見る作品。
冒頭は自我を貫いててかっこいい女性だな〜憧れる、と思い、後半では寂しさが虚ろな視線に現れていたり、と…
韓国で生まれフランスで養子縁組されたフレディが友人テナと初めて韓国を訪れていく映画
フランスしか知らないため韓国の文化も言葉もよくわからないフレディの描写が丁寧、フレディ自身もわからない自分を変える…
©AURORA FILMS/VANDERTASTIC/FRAKAS PRODUCRIONS/2022