監督名としてレニ・リーフェンシュタールの名が冠されていながら、彼女の意向を反映させることなく、粗野に撮影された党大会の様子を繋げただけのフィルムを、頑として己の監督作とは認めない姿勢や、それとは対に…
>>続きを読む「歩きながら?私は歩きながら話しません 夢を見る時だって横になるか座ってるわ」
「別に撮りなさい 望遠ならあの岩壁を撮れます それを入れるの 全景だと山が小さすぎる 別の方法で解決するしかありませ…
ある意味で正直な人。
ヒトラーを自分の名声を上げるための道具にしようとしたしたたかさもある。その意味で、彼女はとても強い。90歳を過ぎても芯を曲げないという確固たる意志を感じ取れる。
けれど。
そ…
映像作成に関して類希なる才能を持ったが、ナチスへの関与により映画界では今なおタブー扱いされている伝説の映画監督レニ・リーフェンシュタールの人生を追ったドキュメンタリー。
本人へのインタビューと彼女の…
ナチス政権下のプロパガンダ映画「意志の勝利」や1936年のオリンピック記録として「民族の祭典」「美の祭典」を撮った映像作家レニ・リーフェンシュタールの伝記映画。
女優からスタートした彼女は、当時マ…
ナチス下の彼女の姿は今のイスラエル支持のドイツの中で映画を撮影しているドイツ人たちにも同じことが言えるだろう。そして彼女はもしまだ生きていたとしたら、今のドイツに抵抗するだろう。
ヒトラーが彼女の美…
三時間という長い尺なので途中で飽きないか心配していたが、その内容の濃さに最後まで引っ張られて最後まで一気に鑑賞することができた。
序盤でレニ・リーフェンシュタール本人から語られる20年代から30年…