本作は、タイトルから想像通り、もちろん、ベケットの『ゴドーを待ちながら』を下敷きにしている。
村上春樹ライブラリー(早稲田大学国際文学館)から登場人物たちが出られないという設定は、勿論、ブニュエル…
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邦画については勉強不足なわたくし、とうぜん七里監督初めましてでしたがとっても不条理で良いです好きです。
私が村上主義者で会館以来必ず年に2回は訪れている村上ライブラリーが舞台だから好きになるのも仕方…
下関の映画館シネマ・ポストで鑑賞。この監督の作品を見るのは初めて。予告編見た時から予想していたけど終わった瞬間に案の定「えええ!」と声が漏れそうになった。見ていた人皆んなの上に「?」マークが浮かんで…
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予告で期待した通りの、魔法じみたカメラワークと編集。そして演者の動作からあふれる、不自然な面白さ。映像体験として純粋に楽しい。
さらに、象徴的なセリフの裏側にある、コロナ禍のあの頃経験した感情・感…
今よりもずっと映画が好きだった頃、画面の中で動きまわる俳優の美しさ、カットによって断絶される画面の気持ちよさ、かっこよさに魅了されたものだ。薄暗い世界が持続される心地よさや不安感は映画館という空間で…
>>続きを読む木竜麻生の声、まなざし、まさに「カリスマ」だと思った。これに尽きる!
全編通して表情が全然崩れない井之脇海。
気づけばふたりのドラマになっていく、映画もそうして作られていったのだろうかと想像しな…
内容は知らないまま見たけれど、タイトルから類推できたはずだな。なるほどそれで「ピアニスト」で、それで「待ちながら」ということか。
7月にニッポン放送でタモリセッション2024という特別番組があって…
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