ロングショット。ティンカ・メンケスの白粉が濃い。タルコフスキーへのオマージュ?みたいな燃える木。暴力。男の暴力への嫌悪。車内で狙撃された車の現場検証シーンはなんかリアル。『イン・ザ・ムード』『イパネ…
>>続きを読むラスベガスでディーラーをするフィルダウス。昼は死にそうな老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。
夫は失踪、黒人の友人がひとりいるが、恋人に暴力を振るう隣人とは仲が悪いらしい。
らしい‥というのは、…
ずっと他人の視点を借りているみたいな映画だった。
時間の流れはめちゃくちゃだし、フリもなければオチもない。でも、自分が人生やってるとき(?)だって、それに対する認識ってこんな感じだよなぁ…物語性なん…
砂漠のど真ん中。全くなんの風土も存在しない場所に、資本主義の名のもとに削り出された空虚にギラつく都市、ラスベガス。
前作の『マグダレーナ・ヴィラガ』の"水"と対比されるように、燃えるヤシの木や線路上…
ストーリーはあってないようなもので、退屈さを表現するための緩慢な長回しを見続けるほど現代を生きる私たちはヒマではないと思うけれど、1990年代の雰囲気を知る意味で資料的価値はあると思う。
レストアは…
ただし、要再見。
オープニングのダイヤのクイーンのカードから始まり、赤の形而上学とも言うべき、赤のモチーフが多用されている。それは街の至る所にある赤いオブジェクトであり、ネイルであり、チップであり、…
寂れたカジノ、燃える木、カラカラに渇いた終末のアメリカで積み重ねられる倦怠のエピソード。物語を拒否するフレーミングと圧倒的な虚無とそれらを支えるユーモア。その中で立ち続けるティンカ・メンケスの気高さ…
>>続きを読むカジノのシーンの長さに気が遠くなるっていうか、正直うんざりしてしまった。
しかし画的にめちゃくちゃかっこいいカットがたくさんある。木が燃えるところとか。とりあえず何かが燃えてるとめちゃくちゃテンショ…
©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos