今作の主人公は『マグダレーナ・ヴィラガ』に引き続き、監督ニナ・メンケスの妹であるティンカが務めています。
主人公フィルダウスは、昼間は老人の介護をし、夜はラスベガスのカジノでカードを配っています。
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-具体的なショットの連鎖は、希望も絶望もしないでどこかに到達することを回避しながら延々と続いていく
具体的な映画というものがある。ニナ・メンケス監督の「クイーン・オブ・ダイヤモンド」はそうした映…
ラスベガスのカジノでディーラーをして暮らす女の、永遠に反復される日々。
反復が強力すぎて、研ぎ澄まされたカードさばきもふと客へ振る舞う笑みも人形のように映り、過ぎ去る男たちは風景と化し砂漠的な孤独…
新たなお気に入りの映画はちょくちょく見つけるけど、ものすごく久しぶりに新たなお気に入りの監督を見つけた。私の師匠は完璧なフレーミングだと言っていたが、私からするとなんとも奇妙なフレーミングが繰り広げ…
>>続きを読む『マグダレーナ・ヴィラガ』に続けて鑑賞。前作がまあまあな印象だったんだけど、こちらは完成度高くて、めちゃカッコいい。ちゃんと制作順に観てよかった!
レコードジャケットにしたくなるカッコいいカットば…
カジノで働く女性のお話
シークエンス毎に時間の流れが断ち切られていて凄い。このような映画のストーリーテリングは日常の何でもない瞬間を繋ぎ合わせて彼女の人生を描く...というのが一般的だが、本作は一…
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