印象的な映像の連続で映画が映像表現だということを改めて感じさせてくれた。
ラスベガスが舞台でありながら典型的なギラギラとしたラスベガスとはあまりにもかけ離れていて、どこにもない場所の話なのではと不安…
自分の居場所ではない場所を、「楽しかった?」「あんまり」と言って立ち去れることは自由そのものだと思う!自分がそれができた時とても嬉しいし、強い気持ちになるからよくわかる。
久々にスクリーンで映画を…
新たなお気に入りの映画はちょくちょく見つけるけど、ものすごく久しぶりに新たなお気に入りの監督を見つけた。私の師匠は完璧なフレーミングだと言っていたが、私からするとなんとも奇妙なフレーミングが繰り広げ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
予告が面白そうだったので観に行ったが、あまりハマらず。はっきりとは表現されないけど何か問題を抱えている人なんだろうな~って伝わってくるところが杉田協士監督の作品みたいだと思った。行きずりの男について…
>>続きを読む両隣の客が寝ていた。まあ、仕方ないことだと思う。
アケルマンと比較されるのはよく分かる。この憂鬱な静寂さはまさにアケルマン的だし、なぜか主役の顔つきもアケルマン作品に出てきそうだった。
ただ、場…
アメリカの郊外と影という意味でグランジとの同時代性を感じる。
固定俯瞰で介護される老人とティンカ・メンケスの両者を捉えるカット。
そして、何気なく生えている草を2回、遠距離と近距離でカットを割って…
©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos