『ジャンヌ・ディエルマン』が先にある以上、どうしても比べてしまう。あちらにはあるカタルシスが今作にはなかった。善かれ悪しかれそれで差別化はできているか。監督の「言いたいこと」が超・前面に出てきて、シ…
>>続きを読む《虚無な時間の中で殺されゆく精神と犯され続ける身体》
ミニシアターに現れたニナメンケス監督リバイバル祭。彼女の初長編であり妹のティンカメンケスが主演を張ったこちらは、非常に才気走った一作になってた…
個人的にはすごいつまらないけど、それを言葉にしちゃうと、センス&教養の無さを自ら露呈することになりそうでやだな。というのが正直な感想
ずっと抽象的な内容が続いてとことん置き去りにされる感じ、初めて…
久々の早稲田松竹だったのだけど
久々のわり寄りすぎた、、容赦なかった
女性が自分自身の感情や気持ちを殺して過ごす、もはやすることもなくその仕事するばかりの日々は心身すべて怒涛で苦痛なものではあるけ…
このレビューはネタバレを含みます
物語の前後も、時系列もよく分からなかった。
しかし、タイトルと主人公が娼婦であることからマグダラのマリアが何かテーマなんだろうな、とは思った。
都合が合わず、「ブレインウォッシュ」を観ることがかなわ…
ニナ・メンケス監督、この映画で知りました。どういう背景を持った監督なんだろうとインタビューなど読んでみましら、監督の両親は子どもの頃にナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人とのことです。
その関係かど…
映画監督としての技量なら、シャンタル・アケルマンのほうがはるかに上ですね。
イメージを繋ぎ合わせた映像詩のようなところは楽しいのですが、娼婦を題材に選んだことで、1人の女性の内面世界を見せるというテ…
観ながらぼんやりとシャンタル・アケルマンの『ブリュッセル1080~』を思い出した。作品を包む空気が似ているように感じたからだ。身体を売る女のお目眼は、皆一様に共通した暗さが宿っている。女があんな表情…
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