映画を鑑賞する上において理解したほうがいい豆知識として、蒋介石率いる民主主義を主導する中華民国の政府が共産主義を主導する毛沢東に負け追われる形となり行き着いた先が台湾だった。
蒋介石は台湾が戦時中…
台湾国民政府による恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた「白色テロ」時代に、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄のある緑島で生きる女性たちの姿を、実在した複数の人物を3人の女性に投影して描く本作を観ている…
>>続きを読む思想などの自由がない時代に不当に連行された女性たち。
台湾のある島にある収容所の実話に基づく創作作品。
時々日本語が出てきてかつて日本の植民地であったことがうかがえる。
ただ思ったのはもっと酷い生…
台湾史の暗部である戒厳令の時代。思想犯とされ、洋上の孤島に収容された女性たちを描く。自由を、権利を、当たり前の暮らしを取り戻す為に手を取り合った人々の不屈の信念。圧巻のラストシーンは、何故白色テロを…
>>続きを読む主たる登場人物の一人、杏子こと余杏惠を演じた余佩真が、古川琴音に似た雰囲気に感じたことが鑑賞のきっかけ。こんな呑気な動機を軽々と打ち砕くのが、台湾の白色テロに焦点を当てた本作。考えることが罪。でも私…
>>続きを読む白色テロ時代の台湾で、思想犯として思想矯正収容所に送致された人々の話。
思想犯、といっても活動家というわけではなくて表現領域にいる人やインテリ層が多く、かつてかれらがどうやって新聞の情報を得ていた…
舞台は、蒋介石独裁政権が軍事支配していた暗黒時代の台湾。本作品は、過酷な思想弾圧の下で命を落としていった名もなき人々への鎮魂歌です。そして必死に生きようとした彼ら、彼女らの「命の輝き」を描いたヒュ…
>>続きを読む©thuànn Taiwan Film Corporation