舞台は、蒋介石独裁政権が軍事支配していた暗黒時代の台湾。本作品は、過酷な思想弾圧の下で命を落としていった名もなき人々への鎮魂歌です。そして必死に生きようとした彼ら、彼女らの「命の輝き」を描いたヒュ…
>>続きを読む「考えることが、罪?」
1949年。緑島と改名された島に、恐怖政治を行う台湾政府は再教育を目的とした施設を設置する。そこには女性政治犯が閉じこめられ、強制労働と思想改革が課されていた。職業も年齢も…
Z・チョウ『流麻溝十五号』(22)。50年代初頭の台湾、緑島(火焼島)。政治犯に再教育を施す為の「新生訓導処」に収容された女たちの苦境・苦悩を描く。看守に内容を悟られない様にと日本語で交わされる会話…
>>続きを読む1950年代台湾の国民党(蒋介石)による白色テロにより弾圧された人々の話。正直、初めて知ったことだったのでとても衝撃を受けた。反政府と捉えられる思想、疑わしきものは全て疑われ厳重に処罰される時代、主…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
考えることは罪なのか?
台灣の政治思想犯が
再教育される火焼島が舞台(1953)
(緑島人権文化園区)
白色テロ(白色恐怖)について
女性がこれまで何故
語ってこなかったか?は
収監中、受ける酷…
キタノブルーを彷彿とさせる色調と冷たい海が美しい。カメラアングルにもこだわりが感じられ、記憶に残るカットが多かった。丁寧に作られた作品。
欲にかられた人間の描写はなく、昔の少女漫画のような淡さが女…
日本の統治(占領)が終わって2年後くらいなんすかね。当時のエリートは日本語を覚えて日本や米国に留学するのがステータスだった(すでに過去形)はず。なので日本語を使える。主人公らのどれくらいが内省人なの…
>>続きを読む©thuànn Taiwan Film Corporation