ボロ家に暮らすトイレ掃除職人の物語。
どんなに立派な家で暮らし、どんなに高収入の人でも、この映画の主人公、トイレ掃除職人の生活を、羨ましく思うはず。必ず。絶対に。
デジタルの写真や音楽は鮮明で…
ヴィム・ヴェンダースが撮るとごちゃつく東京の風景もこんなに美しくなるんだ…
同じ事の繰り返し、それを丁寧に大切に毎日生きていくこと。
平山のように、生きてると色々あるし、この先も予想外の変化は起こり…
起承転結があるわけでもない映画。
ほとんどセリフもないのに、表情と映像と音楽で感情を掻き立たせてくる。
なんの変哲もない日々。
私たちにもある日常なのに、スクリーンに映し出されてやっと美しい日々…
他人から見た不幸と、自分から見た不幸は違う。自分の目線で見ると、男はトイレ清掃員で古いアパートに住んでいる高齢の男性、寂しく貧しい男性と思えてしまうが、男から見ると毎日仕事をきっちりこなし、趣味であ…
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