墓泥棒と失われた女神の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『墓泥棒と失われた女神』に投稿された感想・評価

noda
4.5
遺物を探し当てたり、過去の人を求めてあわいを行き来する人間を追う映像が美しい。ジョシュ・オコナーがaftersunのポール・メスカルくらい寂しくてどこか可愛らさもある雰囲気を纏っていた。

夢を追う人、富を追う人、愛する人を探す人

トスカーナを舞台にたくさんの思惑に巻き込まれていくイギリス人という構図が面白い。
オルフェウスとエウルディケがモチーフになっているって事前に知っておいた…

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アーサーが喪失を抱えていたのはわかっていたし、盗品目的ではない取り憑かれたように墓を掘り続けていた彼の動機もうっすら理解していたつもりだったが、こんなにもロマンティックで幻想的、ある種の救済のように…

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Aoyoao
4.3

イタリア・トスカーナを舞台に、
出所してきた考古学愛好家が誘われる幻想を、
コメディとペーソスを最適の割合でブレンドした、
アリーチェ・ロルヴァケル監督の寓話。

墓を掘り起こし副葬品を売るのが収入…

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凡人
4.3

映画然とした映画。こういう映画が観たくて生きているし、この世界観にひたりたくて彼女の作品を観るんだよなー。本当の豊かさを知る人間は資本主義の歯車にされ搾取されていくが、彼自身は常に一貫していて何も変…

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本作の赤い糸とは、墓泥棒である主人公の失った愛する人が纏うニットの糸である。ギリシャ神話の悲劇のラブストーリーを基に繰り広げられる物語の最果て。追いかけた赤い糸の行方の先にあるものとは。愛か死か——…

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Ray
-
終盤に差し掛かって、この話はどこに着地するんだろうって思ってたらそういう終わり方かってびっくりした。あのラストがあることでいい映画だなって思えた。
AI
4.2
鑑賞記録

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