▪️前段
映画『関心領域』について、中々観れずに居たけど、シンドラーのリストや戦場のピアニストのように直接的な描写はないものの、ホロコーストを題材としてる映画は一言には書けないので、レビューが少し長…
ホロコーストを描きながら、従来の「被害者」側ではなく「加害者」側の視点に立つという極めて挑発的な構造を持つ作品。
アウシュビッツ収容所の所長ヘスとその家族の平穏な日常が、壁一枚を隔てて進行する惨劇と…
いやあこれは……キツかった。ホロコーストを題材にした映画はだいたいそうだが、「勘弁してくれ」というのが見ていた時の正直な感想。
ドラマチックな盛り上がりを意図的に排して作られているせいで、収容所の壁…
ああ…そうか…なんか…どうしようもないな…
その当時のドイツの、しかも直接手を下してない立場の人ほど、ユダヤ人のことをなんっとも思ってなかったのがものすごいよく分かる
歴史を知ってる自分には、この…
花々咲き誇る庭園と大きな家、そこに住む幸せな家族。
そこに、今日も機関車が煙をあげてやってくる。
今晩も赤い光がカーテンの隙間から射し込んでくる。
小さな悲鳴は確かに鼓膜を揺らしているのに。
…
© Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.