瞳をとじる、視覚からの解放。四感が冴え、思考と記憶の領野がひた走っていく。欠落からの豊潤といえるような経験。
瞳をひらく、視覚による制約。刮目するという映画的な視野は、一般的な視覚機能から遠く離れ…
オールナイト3本目。
3本目かつ深夜2時を回った状態での「瞳をとじて」というのは、もう「寝てもええで」にしか聞こえない。半ば諦めムードで鑑賞。
違うよ!ここでいう「瞳をとじて」は、目蓋の裏にいるこ…
過去作に比べるとカットや編集は現代寄りで、観やすくなっている半面ミツバチのささやきにあった抽象的な美しさはやや損なわれたかな……巨匠の復活って、ちょっと単調になったりするよな〜〜と前半を思いながら見…
>>続きを読むビクトル・エリセのキャリアを締めくくるのに相応しい文句なしの集大成であり、沈黙の巨匠の31年ぶりの新作長篇というバイアスを抜きに、現役作家の一本として観ても最高水準の傑作だと思う。何から語るべきか見…
>>続きを読む元映画監督と失踪した人気俳優の記憶を巡って繰り広げられる物語。
失踪を未解決事件として、テレビ番組で取り上げるというアイデアは面白い。
ただ、謎を追う過程が冗長で盛り上がらず、且つ長すぎ。
劇…
「ミツバチのささやき」を幼少期の現実への絶望、「エル•スール」を青年期の親との確執、また過去への後悔、孤独と解くなら、おそらく本作はそんな過去の賛美、またビクトルの「映画」という芸術への希望であろ…
>>続きを読むビクトルエリセはある意味で、とことん欲のない作家なのだなということを感じる。
起きていることを起きているままに撮る。
人がそこにいることをそのままに撮る。
そこに余計な色づけは必要ない。
そのよ…
オールナイト三本目×エリセ×シンプルに170分で体感時間が地獄みたいに長かった
フリエ見つかってからは凄くいいけど、それまで必要か?って感じ。前2作みたいに画に強烈な力がある訳でもなし
セルフオマ…
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