個人的なことは政治的なこと
インタビューでのオープンクエスチョンが若者たちの未来への無力感や絶望感を浮き彫りにしていき、カメラは主観的で、なぜ監督があの子に惹かれたのか、その魅力の複雑さと深さとがよ…
かなり端正で一定の美的センスに貫かれた、それこそレフンの映画みたいなドキュメンタリー。コロンビアの不安定な政治情勢を通奏低音に、クィア・コミュニティにはこびるドラッグやメンタルヘルスの問題が、フィク…
>>続きを読む【痛みを虚構に流し込む】
山形国際ドキュメンタリー映画祭2023のラインナップが発表された。その中にコロンビア映画があった。テオ・モントーヤ監督はメデジン大学視聴覚コミュニケーション学科卒業後、デス…
アンヘル69
「平和を知らない国による、『平和な未来』とは?」
メデジンは幽霊の街。地平線が見えない。出られない。
私には、山に囲まれてキラキラした宝石箱みたいな街に見えていたので、もうこの冒頭の…
構想されている映画は現代ラテンアメリカのホラー的想像力について色々と示唆を与えてくれそうなものだが、現実の暴力がそれを追い越してフィクションをも物理的に不可能にしてしまう。ブンミのアイツがいっぱいい…
>>続きを読むコロンビアのクィアコミュニティーで「死者が溢れて幽霊が生者と共存する世界」を舞台にした幽霊B級映画を撮ろうとしたら、オーディションで見つけた主演候補が亡くなる。監督の周りの友人も沢山亡くなり、クィア…
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