記録映像みたいな凄みがある。冒頭の部屋のランプからどこまで離れた遠い景色を見せられるか、時間をかけて辿り着くのは自然のデカさと孤独。しっかりビビる。人物がいる風景のコントラストをショット単位でやって…
>>続きを読むある夏の出来事丸ごと切り抜いてまっせ、ってな感じで気楽に楽しめる。序盤の黒人女性とのロマンスから話が全く違う方向に展開していく。劇映画としてそれはどうなん?ってなるくらい必要のなさそうな真っ暗闇の長…
>>続きを読む初めて味わう時間の感覚。遭難者ごっこのためにいつまでも海に浮かぶ船にとどまって島へ上陸できないくだりはなにも起きないし恐ろしく間延びしてるのに、もうしばらく見ていたいと思い続けられるのが不思議だった…
>>続きを読む「映画」ってこれのことだったんだ。なんか無人島行ってから特に小島信夫っぽい話と諧謔味で本当に最高だった。集団の秩序が崩壊していく感じとかバリおもろい。イッテQみたいな笑いの取り方してくるし。黒人男性…
>>続きを読むいやぁ今回のジャック・ロジエ映画祭は本当に楽しみで楽しみで仕方ない映画少年に戻ったような状態でユーロスペースの初日を迎えたわけだが、一番楽しみだったのは代表作『アデュー・フィリピーヌ』や異端の傑作…
>>続きを読むヴァカンス、旅、冒険、文明の彼方、
行き当たりばったり。
山、川、海、太陽と月、生の源泉、太古のリズム、自然回帰。
ユーモア、フリーダム、リアリズム、
即興。
万事、終始、予測不能なスクリーン上。
…
2023.0730
ユーロスペースで鑑賞。
旅映画、バカンス映画とかじゃ無い!
「旅」をそのまんま映像にしたグダグダさ。
現地の空港からバスに荷物を詰め込むシーンでのカメラはグラグラで少し酔いそう…
アート映画なの?と思ってしまうほど意味深なポスターのオープニングからは想像もできないほど、良い意味でグダグダで不思議な魅力が詰まった映画だった。
下見に来ていた島と全然違うけど! なにが理由でそん…
© 1974 Jacques Rozier