フランスの風景とともに描かれる、ちょっと風変わりで、どこかユーモラスな旅路。1985年という時代を考えると、構成やテンポにおいて非常に新鮮な驚きが詰まった一作だった。
物語の前半は静かに、しかしじ…
登場人物が全部愛おしい!
出てくる人みんな憎めなくてかわいい!
会話にクスッと笑えたり、どんどん無責任人が増えていって、何だけど一つの音楽で心を通わせて、
次の日の朝、みんなで声を掛け合ってると…
なんだろう、自分には合わなかった。けど登場する人物たちがなんだかんだ優しくて、そもそもデジャニラが主人公かと思ったらそうでもなくて、出会ったり別れたり、ドラマチックなことは特に起こらないけど一緒に過…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ブラジル人ダンサーは、ユー島でのバカンスを終えて、第二のバカンスをはじめるかのように、飛行機で遠いアメリカの地に飛んでゆく。またバカンスへ行く道のりにシフトしていく。
反対に、検札長のバカンスは、…
ちょっと冗長だった気もするけど、景色と構図が印象派の絵みたいで綺麗だった。
主人公(焦点人物)が横滑りしてくのも面白い。いやにのろい速度の車だったが、間に合ったんだろうか……
言葉が通じないことの…
[] 60点
ジャック・ロジエ長編四作目。冒頭の長回しが良い。ギリギリで切符を買って列車に飛び乗るという、クシシュトフ・キェシロフスキ『偶然』の分岐点シーンみたいな一連の動作がワンカットで描かれる…
© 1986 Jacques Rozier