月曜日に乾杯!の作品情報・感想・評価

「月曜日に乾杯!」に投稿された感想・評価

年1回くらいで観るイオセリアーニ作品。
ユルくて、とにかく事件も起こらずユルい。
会話もほとんどないし、意外と長いし、
ダメな人がダメと言う理由もわかる。


でも、結構、皮肉たっぷりだし、人間の美しさだけではなく、醜さもきちんと描いてる。
醜さをユルい空気で丸め込まず、批判もせず、クスッと笑ったり、受け流したり。
醜さを見て出てくる感情は、どうでもよさそう。ないのかもしれない。
それが人間だからね、という声が聞こえてくる。


色々と考えさせられることもあるけど、サラッと描く。
教訓や説教臭くないし、
そういうところがすごく好き。
日常も旅先も、同じ延長線上。
仕事帰りも旅帰りも、
変わらずの家族の「おかえり」


旅先で、地元の人と出会って、普段の遊びに連れて行ってもらったり。
これが1番。いい旅。羨ましい。
すげーよ。こんなにゆったりとした映画が2000年代に作られていたことが嬉しい。イオセリアーニ、ありがとう…。よく考えると明るい内容ではないんだけど、とても幸福感に溢れた作品。特に何も起きない映画ってよっぽど自信がなきゃ撮れないよな〜。嫌われ曜日ランキング堂々の1位、月曜日。月曜日に乾杯したいよな。紅茶なんて飲んでいられるか。ウイスキーをケチるんじゃあないぞ。丁度こんな映画が観たかった。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

4.1
オタール・イオセリアーニ監督の作品
「アントニアの食卓」を思い出しました
独特のゆったりとしたリズムがこの映画の特徴
微妙に重なってつないでいく流れるような
撮り方が惹きつけられる

ベルが鳴り、家を出て会社に行く
車に乗っていくときの く、くつ⁉そこに置く⁉
とか、細かく笑えるジャック・タチのような間合い
おばあちゃんが乗ってた車は 
アルファロメオ スパイダーでしょうか、かっこいい。

そして毎日、同じ繰り返しのある朝、
ヴァンサンは家族がいるのに仕事もあるのに旅に出てしまう
ヴェニスで色々な人に出会い、飲んだり歌ったり
見ているほうも まあいっか。というような感覚になる

運河のわきでスケッチしていたシーンが幸せそうだった
屋根に上って街を眺めてワインをラッパ飲みするのいいですね…

ラスト工場の煙突の立ち並ぶ景色は
世界が機械的にしか動けなくなるのが苦しくなって
自由を求めて旅に出る人を表現したのかな…
sugi

sugiの感想・評価

4.0
あぁ、イオセリアーニ好きだな
「楽しかった?」「旅だからね」
犬

犬の感想・評価

3.3
ハシゴ

退屈な日常にうんざりした中年男の気ままな旅を描くコメディ

事故

結構重ためな雰囲気

仕事
酒はやめられない

スリには気を付けましょう
Okuraman

Okuramanの感想・評価

3.8
イオセリアーニご本人の没落貴族物まねとパラグライダーが楽しい
sonozy

sonozyの感想・評価

4.0
2002年 仏/伊 オタール・イオセリアーニ脚本/監督
英題: Monday Morning
ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)&国際批評家連盟賞 ダブル受賞

有毒ガスや廃液を出している化学工場で溶接工として働く主人公ヴァンサン。
絵を描くのが趣味だが、関係冷めきった感じの妻、ろくに会話しない二人の息子、孫と仲のいい祖母。

月曜の朝、いつものようにオンボロのルノー4と電車を乗り継ぎ工場に向かうが、日々の繰り返しに嫌気したのか、入口で工場に入るのをやめ、なんとなく父の家へ。
父が死にそうだと叔母たち3人が集まっていたが、ヴァンサンが行くと父は元気を取り戻し、ナポリ、カイロ、そして知人(侯爵)がいるヴェニスに旅してこいとアドバイス。持っていたリラ札を渡す。

家族には告げず、そのまま旅に出るヴァンサン。
ヴェニスでのあれこれが繰り広げられます。

『素敵な歌と船はゆく』同様、多彩な登場人物のキャラがいい!
化学好きでハンググライダーを作ったり教会の壁画を描くなど才能にあふれる長男
(その器用さで、文盲らしい男の恋文を書いてあげる手伝いもしてる)
くわえタバコでスポーツカーに乗って出かけちゃう祖母
部屋から単眼鏡で覗きするのが趣味?の牧師
ポストから回収した手紙を開けて盗み読む郵便屋さん
手作りのカゴを売りつけようとするジプシー一家
デカいワニを捕まえちゃう子供たち
なぜか女装してバーのトイレ番をしてネズミと暮らしてるヴァンサンの友人
ヴェニスに着いたヴァンサンがたくさんの荷物を降ろすのを手伝った美しい婦人
父の知人は見栄っ張りの侯爵...etc

印象に残ったのは...
ヴァンサンがヴェニスで出会った男や仲間とビーチでピクニック中
「今はワインは食事の一部でしかない。彼らのように歌いながら心の交流を楽しむ飲み方が素晴らしい」と語るヴァンサン。

その彼と二人で木のはしごで屋根に登り、ワインをラッパ飲みしながら、彼がヴァンサンに語る「これがヴェニスの街にあふれる息吹だ。君へのプレゼントだよ。」

夫ヴァンサンが勝手に出て行ってから時々届く絵葉書はすべて読まずに破っていた妻が、久しぶりに帰った夫に落ち着いて対応し、翌朝、夫にマフラーを巻いてやり頬にキスして仕事に送り出すシーン。

相変わらずネタバレ多め、失礼しました。

このレビューはネタバレを含みます

マンネリの日常生活、毎日毎日同じことの繰り返し、ああもうイヤになっちゃった、もうどうでもいいや、ヴェニスでも行っちゃおう……月曜の朝ヴァンサンは遂にそれを決行。明るい日差しのヴェニスがすごくのんびりしてて、お金持っていたけどそれスられたけど、別に関係なかったな。行き当たりばったりでも友達できて、泊めてもらったりして何とかなるよね、どうにでも。屋根に上ってヴェニスを眺めて、ワインを飲んで語らって……
一方残された家族も、ヴァンサンいないならいないでやってくしかないよ。おばあさんは遂に壺を掘り出した。息子たちはちょっとしたアーティストで父親が(いても)いなくてもいろんなものを作り出してる、これがなかなかすごい。奥さんは困ってしまって怒ってたけど、突然ヴァンサンが帰って来た時には既に何かを悟っているようだった。その後前より仲良くなって、お互いありがたみがよくわかったんだと思う。

以上のようなことが全編台詞少なく決して大袈裟にならずに淡々と描き出されて、淡々としているからこそ心に染みてくる素晴らしい作品だと思う。
ちび

ちびの感想・評価

4.5
仕事に若干疲れていた時期に観たのでどこか気持ちが楽になった記憶がある
ワイン飲みたい
mayuko

mayukoの感想・評価

3.5
2回寝落ちして3回めの鑑賞にしてやっと最後まで観れた

会話が少なく風景美しか感じれなかった私は世界ふれあい街歩きという番組を寝落ちせずに見たことがないのでしょうがない〜
しょうがなくない〜