「一生覚めなければ
夢は夢でなくなるのに」
鈴木清順監督の浪漫三部作の二作目
あの世とこの世の男女の物語
昭和元年の1926年
新派の劇作家である松崎(松田優作)は、偶然出会った謎の…
公開時、僕は19歳だった。18歳で見た『ツィゴイネルワイゼン』に面をくらって、頭の中で、ずっといろんな場面を反芻していた記憶がある。当時は配信なんてなかったし、ビデオもすぐには発売されなかった。テレ…
>>続きを読むデヴィッドバーンみたいに痙攣ダンスする松田優作が見られる。
ほおずきに埋まった水面の大楠道代、新聞の切り抜きで見たときは水面に写ってるんだと思ってたけど、沈めてた。人間を。後作では人間を味噌漬けにし…
松田優作ってやっぱりかっこいい。
鈴木清順作品、夢ニに続いて2作品目。どちらも好きでした。
白昼夢のような夢か現かの世界を体験したいなら絶対におすすめ。
音と色の鮮やかさが好き。
子どもの頃、親…
めちゃくちゃ面白かった。『ツィゴイネルワイゼン』と同じく不思議な世界観だったけど、不思議とこっちは面白く感じられた。男女のしがらみが実験的(?)な映像とともに映し出されるのが衝撃的だった。原田芳雄の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
泉鏡花を読んでいるとき想像していた情景そのままでびっくりした。
異なる読者に同じものを想像させる泉鏡花が凄いのか、それをフィルムへ完璧に焼きつけた鈴木清順が凄いのか。おそらく両方だろう。
配役も昭…
あーめっちゃ好き。綺羅びやかな映像美と昭和俳優たちの艶かしさが凄い。
テーマは男と女のエトセトラ。物語全体として夢うつつな感じで段々と今見ているのが夢なのか現実なのかわからん中での女のプライド・情…