剣の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『剣』に投稿された感想・評価

原題『剣』 (1964)

監督 : 三隅研次
脚本 : 舟橋和郎
撮影 : 牧浦地志
編集 : 菅沼完二
音楽 : 池野成
出演 : 市川雷蔵、川津祐介、長谷川明男、藤由紀子、他

三島由紀夫の同…

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雷蔵が要望したという三島由紀夫原作の現代劇。
大学の剣道部主将である雷蔵の、生きる時代を間違えたかの様な高潔過ぎるストイシズムが、戦後の繁栄と個人主義の前で敗北していく姿が抑制されたタッチで描かれて…

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3.3

三島由紀夫の高潔な武士道精神を体現した国分を、市川雷蔵が一片の曇りのない透明度の高い演技で演じきった。純潔な心を持つ国分と世俗の垢にまみれた賀川の対比を剣技の質感と捉えた比喩は見事だった。賀川を俗っ…

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sn
4.0

4K版Blu-ray。
若者の異様なまでの潔癖さ、高潔さを描いた作品。市川雷蔵はもちろん、助演の川津祐介がハマり役。川津祐介といえば増村保造『卍』なのだが、それ以上の出来。
共感は出来ないし、理解も…

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yosaka
3.5
大学の剣道部を舞台にした三島由紀夫原作の風変わりな映画。思いもよらないラストに衝撃を受けた。深い深い内に籠った雷蔵。「炎上」に通じるのだ。

私事ですが、
僕は、高校時代の3年間剣道をやっていました。
試合の相手と対峙するときのピンと張り詰めた空気と、
打ち込むときの気合の発散はこの剣道という競技の醍醐味であり奥深いところです。

三島由…

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4K修復版鑑賞
4Kレストアクレジットあり
2.2
ドライブシーンがあまりにも
雷さま、己と鳩に厳し過ぎ
TOBIO
-
禁欲主義の権化のような剣道部部長が、合宿での部員の堕落を通じ、試合に負けて勝負に勝つまでの話。

〈メモ〉
・壁に向かって正座40分、苦しそう
・アポロンとディオニュソス?
・ファム・ファタール?
うむ、三島ism。

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