三隈研次のアプレ映画はなかなか……味わい深いということにしておこうか。川津祐介までいて誰得というかまさにわし得映画であった(「市川雷蔵の大学生厳しいよ」と聞こえてきた母親の声は無視)。
しかしこの映…
堅物の剣道部キャプテンが自分の正しさを示そうする話。
市川雷蔵がかっこよくて面白かったが、話としてはどうかと思う。
死んでしまっては、雷蔵に着いてきた後輩は報われないだろう。
それともみんなが海…
国分の父親、監督、賀川も、国分に対しての愛情が感じられる。
賀川は、国分の為にと、自己犠牲の精神すら感じてしまう。
【そんなに純粋に生きるのは、ズルい】
という気持ちは誰しも持つものだと思うし、…
他の青春映画みたいに「若さ」が描かれつつも、将来への漠然とした不安などはつまらないと断絶するような無垢な(無知な)純然さが面白い。
普通ならいろいろ挫けても模索しながら自分を見出だす姿に感動するも…
思った通りの深い作品だった。
‘純粋’とは何か?
そのストイックな感情は死と隣り合わせでしか存在しないのか?
主人公は死ぬことで、自分の純粋性を貫いた。ある意味、本望だったかもしれない。
この作…