剣のネタバレレビュー・内容・結末

『剣』に投稿されたネタバレ・内容・結末

三隈研次のアプレ映画はなかなか……味わい深いということにしておこうか。川津祐介までいて誰得というかまさにわし得映画であった(「市川雷蔵の大学生厳しいよ」と聞こえてきた母親の声は無視)。
しかしこの映…

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剣は剣でも、剣道の話。三島由紀夫原作で、いかにも三島的な結末を迎える。市川雷蔵は現代劇も良いな。
三隅研次×市川雷蔵で『斬る』みたいな時代劇かと思ったら現代劇だし原作は三島由紀夫だった。大学剣道部における政治とマチズモの話で三島文学のイメージそのもの。
2023年56本目。
結構、本格的な剣道映画でありながら、
三島由紀夫映画でもある。

ラストが、三島由紀夫の死に方と重なって見えるのは、私だけかな。

堅物の剣道部キャプテンが自分の正しさを示そうする話。

市川雷蔵がかっこよくて面白かったが、話としてはどうかと思う。

死んでしまっては、雷蔵に着いてきた後輩は報われないだろう。
それともみんなが海…

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皆が海に行くという裏切りにより、急な自殺を遂げる雷様。

ラスト数分は「え、なんで?」の感情で満たされて終わった。
人生が生きづらすぎて、しんどいw

国分の父親、監督、賀川も、国分に対しての愛情が感じられる。
賀川は、国分の為にと、自己犠牲の精神すら感じてしまう。

【そんなに純粋に生きるのは、ズルい】

という気持ちは誰しも持つものだと思うし、…

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他の青春映画みたいに「若さ」が描かれつつも、将来への漠然とした不安などはつまらないと断絶するような無垢な(無知な)純然さが面白い。

普通ならいろいろ挫けても模索しながら自分を見出だす姿に感動するも…

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思った通りの深い作品だった。
‘純粋’とは何か?

そのストイックな感情は死と隣り合わせでしか存在しないのか?
主人公は死ぬことで、自分の純粋性を貫いた。ある意味、本望だったかもしれない。

この作…

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