三隈研次の「剣三部作」の1つ。
原作は三島由紀夫の短編らしい…小説が発表されて5ヶ月で映画化されてる。市川雷蔵が原作を読んで映画化を熱望し実現したらしい…
大学の剣道部、ストイックに優勝を目指す…
かなり不思議な映画だ。大学の剣道部を使って三島由紀夫自身を表現した映画だ。市川雷蔵の微笑が当時の世相を皮肉っているように見える。純粋まっすぐな主人公と世情が合わない。音楽も妙な感じだし、監督をなぜ三…
>>続きを読む映像化された三島由紀夫の表現(世界)として、全裸で正座しながら向き合えばこれが正解。雷蔵の極まった芝居魂と三島由紀夫のイキった武士道精神が見事に共鳴している。
物語が動き出す前にキメキメのキャメラで…
面白い
正直三島由紀夫作品の映画化は(原作のニュアンスを残すのが)難しいとは思うけど、炎上よりは納得感があって良かった
それも川津祐介の演技のおかげやと思う、こいつに三島由紀夫的な葛藤が詰まって…
三島由紀夫の高潔な武士道精神を体現した国分を、市川雷蔵が一片の曇りのない透明度の高い演技で演じきった。純潔な心を持つ国分と世俗の垢にまみれた賀川の対比を剣技の質感と捉えた比喩は見事だった。賀川を俗っ…
>>続きを読む4K版Blu-ray。
若者の異様なまでの潔癖さ、高潔さを描いた作品。市川雷蔵はもちろん、助演の川津祐介がハマり役。川津祐介といえば増村保造『卍』なのだが、それ以上の出来。
共感は出来ないし、理解も…