三島由紀夫氏原作、大学の剣道部に属する市川雷蔵が剣の道に賭する姿を描く。流石の三隅研次氏で手堅く奥行きのある大映美が全編を貫く。
主題や結末の解釈は分かったようで分からないようだが、雷蔵のように生…
「美学」というタイパともコスパとも無縁の非実利的概念は、もはや現代では完全に失われつつある様相ですが、それを極限まで極めようとすると一体どういう事に成り果てるのか、という壮絶な実験映画とも言える作品…
>>続きを読む面白いし鋭い。大映スタッフの撮影の素晴らしさとか、市川雷蔵の絶妙な塩梅の表情とか美点を挙げればキリがない。私も剣道部ではないけど、結構ゴリゴリの体育会系なので、この世界の感覚は知っている。国分、賀川…
>>続きを読むこれは、大傑作。吉田広明は、三隅の分身として、あるいは、分身論として主人公の国分を位置づけている(吉田広明『映画監督三隅研次 密やかな革新』作品社、2021)。しかし、そこに決定的に欠落しているのは…
>>続きを読む1964年につくられた三隅研次監督作品。『斬る』に続く『剣』(というか雷蔵)3部作の第2作目。東和大学剣道部主将の国分次郎はひたすら剣の世界に打ち込んでいた。同級生の賀川はあまりに厳しい国分の考えに…
>>続きを読む三島由紀夫が亡くなる7年前に発表した短編小説が原作。
チャンバラではなく、大学の剣道部の話。
三島由紀夫ワールド全開。
というか、自伝?と思うほど三島の最期とオーバーラップする。
書いたのは亡くな…
このレビューはネタバレを含みます
川津祐介が対等になった、と言ってから市川雷蔵と会話をすることが一度もないという所が凄い。白飛びしたようなスクリーンプロセスも衝撃的だが、ラストのゆっくりとしたズームアウトの突き放しも凄まじい。市川…
>>続きを読むテレビの普及により映画興行が下落してる60年代を象徴するワイドスクリーン。
その特徴である奥行き(z軸)をものの見事に活かしきってる。
市川雷蔵演じる国分と部員たちの配置が完璧すぎて国分の神格的な佇…
海にエロスを感じる映画は当たり説。
しかしこの映画のエロスは、嫉妬と表裏一体なドス黒い青春の矛先でした。
海がエロいことで、せり出した埠頭にランニングしにいった時も全く海にはなびかず、最後は海から…