「分断」ではなく「棲み分け」。
共存や相互理解という幻想を打ち砕く鮮やかな余韻。
川上と川下の話はだいぶ分かりやすい。
テリトリーに足を踏み入れたり干渉したりしない、という自然界であれば当たり前…
日本では濱口監督の意向もあってミニシアターでしか上映されてないと聞くが、留学先に1館だけ上映してる本気の映画館があったので英語字幕で観てきた。
信じられないとは思うが、ラストへ向かっていくにつれ口を…
これって他の人がいうように「自然vs開発」みたいな単純な話?
そんなことを濱口監督は言いたかった?
私はそうは思わない。
まず題名からして難し過ぎる。
で、ラストの主人公の行動って何なの?
ド暴力…
エンドクレジットの速さと『何食わぬ顔』ばりのギャグい会話が嬉しい。物憂げ女児映画な女の子の顔と、三軒茶屋で飲んでそうな俳優陣の顔にうんざりしかかっていたけれど、車内会話とマッチングアプリからはずっと…
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ラストが、、、
何!?えっ!?マジ?
何が?どうして?みたいな感じ
あれだけ人を襲うことはないって言ってたシカが娘を襲ったし、温和で、感情的な人を止めてた側の人が突如出す狂気みたいな感じで、絶対…
キャメラは魂となって森を巡る。多層的に折り重なった時間と生命の襞に入り込んで、立ち会ったひとつの瞬間だけを映し出す。澄明な水面を湛える湖、そぞろに影を落とす枝葉、鹿の朝靄に勇み立つ瞳の漆黒...そこ…
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濱口竜介監督は脚本が面白い監督だと思ったから会話劇も面白くて驚いた。
車内の会話で一気に高橋さんが好きになった。
一転してラストシーン、上から来たものは大きくなって下に影響を及ぼすみたいなことを区…
この世はバランスでできている。
雄大な自然を舞台に、人間のあるがままを映し出す。長回しの会話劇や独特のカメラワークなど、すべての描が計算され尽くされていて、世界観に惹き込まれた。
個性的な登場人…
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