父親はカッコ良い存在であってほしい、だから頭下げる姿とか見たくないよな。分かるわ、その気持ち。子どもの世界と大人の世界。普段は関わりが無いからこそ、交わった時に強烈な違和感を感じるのか。
ありふれ…
小津安二郎サイレント映画、傑作中の傑作と言われているのも納得。カットタイトルによる字幕文字で表されるのは一部の台詞だけなのに、それ以外の登場人物たちの会話は表情でほぼなぞれる映像の威力。普遍的な家…
>>続きを読む驚いた、まさか泣くとは思わなかった。
文字通り大人の見る絵本であり、ラストの朝ごはんのシーンに至って驚くほど父親がかっこよく見えるのは脚本の妙に小津氏の演出が光ったからであろう。
主人公の兄弟達あれ…
いや、泣けてきますね。
何だろう?何の変哲もない家族ドラマなんだけど、何かこう、重さがのしかかる。
ちなみに子供二人の反抗期シーンは、のちの「お早よう」とほぼ一緒ですね。子供と夫婦の微妙な緊張感、で…
No.4319
小津現存映画 10/37 (小津映画は全部で54本あるが、現在残っていて見られるのは37本)
現存する小津サイレントの10本目。
小津映画初のキネマ旬報ベスト・テン第1位(19…
再見。終盤、ボンボン息子が兄弟からどっちの父親の方が偉いかと聞かれて「そりゃあ僕の家の方が…」と言いかける口の動きまで鮮明に見える。
家父長制へのアンチテーゼではなく、ただ大人と同じ上下関係の世界が…
マツダ映画社