語られた内容と語り口の関係は、総体としての「語り」のなかで、その立場を転倒させることがあるように感じられ、このことは優れた映画に接するたびによく思う。
あなたを愛している。
たとえば、誰かがその…
暴動のシーンはなんかよかった。あいつらが何にキレてんのか知らんけど人が暴れてるシーンってワクワクするな。
それにしても子供とか若い女が一切出てこなかったな。それがどういうメッセージなのか全然わから…
天動説を信じるということは、神を信仰すること、地動説を信じることはそれを終わらせること
その中で男たちはうまく踊れなくなる
星が揺れるようにざわめきながら、停滞していくのがわかる
ドゥルーズより…
シアター・イメージフォーラムで。唯一未見だったタル・ベーラ。今年ノーベル文学賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースロー原作、共同脚本。秩序と無秩序、広場に現れる巨大なクジラの亡骸、扇動者、集団の狂気。…
>>続きを読む見る前の予想通り、とても難解で寓話的なストーリー/セリフ* が続くので、正直あんまり意味が分からなかったのだが、全編どこを取っても絵になる写真・映像の強度と、主人公ヤーノシュ(ラルス・ルドルフ)の狂…
>>続きを読むカサつく季節にぴったしの映画。小田香の師匠タル・ベーラ面白かった。過剰にカットを割らないせいかこちらの集中力も切れることがなく、画面にみるみる吸い込まれていく感覚が気持ちいい。ベッドの上でジャンピン…
>>続きを読むただニヒリズムや実存主義に言及して止まるのではなく、そこからさらにそれらを踏まえて人は何ができるかについても言及した傑作映画。
人の営みを無だと定義づけた上で、その営みが作り上げたハリボテのような幻…
© Göess Film, Von Vietinghoff Filmproduktion, 13 Production