今となっては、貴重なその時代を捉えた、フィクションではあるが日常の記録とも感じられるような作品でした。
ドラマティックな事はありませんが、当時の微妙な人々の空気感、ラッパパンツを突っ込まれる若い男性…
ロングショットの長回しは映画的だし、1980年頃の中国の若者の閉塞感もいいのだけど、物語りがうねって行かずに作品が長く感じられてしまう。
毛沢東の大きな肖像画の前で初めてパーマをかけた少女がタンゴを…
全く内容入ってこなかった。途中の山でのシーンは構図とか映像美しい。
文化大革命による毛沢東の共産主義思想に染まった若者達の演劇という描写は覇王別姫でも見たが、本作はそこから始まり、文化大革命後の個人…
当時の中国の背景を詳しく知ってればもっと色んなことに気付きながら観れたのかもしれないと己の浅学さを後悔。国は違えどいつだって若者は似たようなことで悩むんだな。
雨が降った後の夜の平野で火を燃やすシー…
大きな時代の流れの中では個人が感じることは、汽笛の音ややかんの音のように引き延ばされ強いカタルシスを残す一瞬に定着されることはなく、自由を感じられたはずの歌はいつも調子が外れたりカセットテープはひど…
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