今となっては、貴重なその時代を捉えた、フィクションではあるが日常の記録とも感じられるような作品でした。
ドラマティックな事はありませんが、当時の微妙な人々の空気感、ラッパパンツを突っ込まれる若い男性…
ロングショットの長回しは映画的だし、1980年頃の中国の若者の閉塞感もいいのだけど、物語りがうねって行かずに作品が長く感じられてしまう。
毛沢東の大きな肖像画の前で初めてパーマをかけた少女がタンゴを…
大きな時代の流れの中では個人が感じることは、汽笛の音ややかんの音のように引き延ばされ強いカタルシスを残す一瞬に定着されることはなく、自由を感じられたはずの歌はいつも調子が外れたりカセットテープはひど…
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様々な土地を巡りながら時の流れや中国の変化
特に時の流れを凄く感じた。善し悪しではなくただ時間の経過や移り変り、人が変化していく様がとても印象的だった。どのくらいの期間で撮…
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「俺は芸術に従事する頭脳労働者だ」
しずかな映画なのに、謎のパワーがあってとても疲れてしまった。
いままでみてきた映画のなかでいちばん格好良いオープニング・クレジットとタイトルの入り方だったかもし…
こんなに静謐な映画は初めて観たかもしれない。一見ロードムービー的だけれど、実のところ「時が流れたこと」の詳細な描写としての興行の旅だったように思う。時代に乗って2人は結ばれる、けれど更にその先の時代…
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飲み屋で中瓶一本飲んで臨んだのが失敗だったか
暗転と同時に眠気との闘い
暫くして尿意との闘い
ストーリーはあらすじで得た情報以外は殆ど分からなかったが
幸い画が綺麗で展開の緩やかなロードムービーだっ…