パク・スナムさんが呼び戻すのは、これまで悼まれることのなかった人びとの声であり、在日朝鮮人というある種の階級が発するパロールだ。観客は、その声に導かれながら現在と過去を往還し、帝国日本の影にある記憶…
>>続きを読む朝鮮半島を植民地として、日本と日本人がいかに朝鮮人に対して苦難や苦痛を差別によって与えてきたか。
在日朝鮮人二世の監督の朴壽南(パク・スナム)さんが朝鮮人の恨(ハン)の歴史と声を映像として残してきた…
多くの人に届いて欲しいという思いも込めて星5に。
歴史の中で踏み躙られてきた在日朝鮮人の方々の声を40年間に渡り、ひたすらフィルムに記録してきた映画作家パク・スナム監督の集大成と言える作品らしく、…
在日朝鮮人2世である映画作家・朴壽南さんは元々、記者だったが、自らの体験や想いをうまく言葉にできない人々のメッセージを伝える手段として「映像」表現を選んだという。朴さんが魂を込めて記録し続けてきた声…
>>続きを読むあったことは、無かったことにはできない。
映像に記録し続ける意味について、インタビュー中の沈黙こそ多くを語る。どこから何から話していいか言葉にならない思い、表情や震えや佇まい全てが視覚に訴える。沈…
母娘の力強いドキュメンタリー。
映画という媒体を通して伝えられるパワーを存分に発揮してた。決してないものにはさせない、絶対に忘れさせないという強い意志を感じて背筋が引き締まる。一昨年観た福田村事件の…
パク・スナム監督、魅力的。
こんな人がいるから、世の中って広い。そして、深い。
真っ直ぐな怒りを持ち続けることって、大変なのに。
関東大震災の虐殺の証言や、発見された巻物の絵。軍艦島の陰の姿。
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©『よみがえる声』上映委員会