家族の距離感が少し独特だ。
付かず離れず、家族ではあるけどやっぱりどこか他の家庭とは違う。
特に独特なのは姉と花子さんの関係性。
障害との関わり方は家庭それぞれだなと思うようなドキュメンタリー。
み…
絵を描いたり食事をこぼしたり駄々を捏ねたり、被写体としての花子さんの身体そのものが、予測不能な動きでドキュメンタリーという即物性を体現している。キャンバスへ叩きつけられるヘラ/筆先への接写がミステリ…
>>続きを読む重度の障害を持ったお子さんとの20年の月日が、映された家族の今の姿に凝縮されている雰囲気があるが、あくまで他人のその月日を追体験はできないので、思いを馳せるしかない距離感。
タイトルになっている花子…
花子さんを中心としてい今村家の至って平凡な日常を撮ったドキュメンタリー作品。でもよく見ると、周りの人たちも個性は揃いで彩に満ちている。監督のこういうものこそ取るべき作品だというメッセージが伝わってく…
>>続きを読むお母さん(知佐さん)がハナコの秋山が女装したのに似てることに気づいてからは、そうとしか見えなくなった。ハナコ=花子の奇跡。
花子の食べ物アート。いきなり材料がテロップに出て、「は?焼き魚?」と最初…
バスケのシュートきまって周りと一緒に拍手する花子が、カット変わって帰り道に一人で拍手し続けてるの観てびっくり。そんな演出する作家が、カメラを覗き込んで「あれ?」とか呟きながら食べ物アートをぎこちなく…
>>続きを読む障害者のアーティストのドキュメンタリーでありがちな「天才障害者の神性」を描くのではなく、
家族と花子さんの、当たり前になっている1人1人の日常を、同じ高さで愛と敬意を持った目線で描いていて、観終わっ…
芸術というものはそこに意味なり美しさなりを見出す人に発見されなければ世に出ないこともあるのだなぁと。やはりお母さんあってのたべものアートな気はする。自分には食べ残しにしか見えなかった。お姉さんの存在…
>>続きを読む先日観た佐藤真のドキュメンタリー映画『花子』についての覚書。
これは重度の自閉症を持つアーティスト今村花子さんとその家族の暮らしを映した作品だ。
主題歌が忌野清志郎(正確にはラフィータフィー)でそれ…
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