このレビューはネタバレを含みます
『聖なるイチジクの種』は、現代イランの社会状況を背景に、国家権力と個人・家庭の関係を鋭く描いた衝撃作だ。大規模な暴動や鎮圧の実際の映像を交えた映像表現は、ただの映画では味わえないリアリティと恐怖感を…
>>続きを読む臆病者が武器を取り、自ら敵と陰謀をつくる。
ポスターの宣伝だけだとただのサスペンスかと思うけど、しっかり政治的な情勢をひとつの家族に落とし込んで縮図化した厚みのある作品だった。
それでいてラストの…
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劇場公開時から気になっててタイミング合わず見れなかった作品。
期待通りおもしろくて好きだった。
こういう上司の評価を気にしすぎたり、与えられた業務と自分の倫理観との葛藤みたいなどこの国でも起こり得る…
1000本目、この映画で良かった。
第77回カンヌ国際映画祭受賞作品の一つのイラン映画。
タイムラインは2022年秋。
歪曲されたイスラーム法解釈のもと、女性が頭に被る「ヒジャブ」をしっかり着用で…
国から護身用に手渡された一丁の拳銃の紛失から家庭で渦巻く疑念
家父長制根強いイスラム社会の問題を無花果の成長に見立てた比喩表現、ストーリーテリングの巧さに驚嘆、脱帽
特に中盤以降の展開たるや。
…
何の予備知識無く、イスラム教の国の映画ね〜
異文化にちょっとした好奇心程度で鑑賞。
ですが、強烈な印象を残す映画でした。
ちょっとでも興味がおありの方は、是非、ご覧ください。
昭和の頑固親父を思わ…
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今も国による弾圧、ヒジャブ着用を拒否した女性が暴行されたりと続くイラン。監督がこの国の家父長制を憎み、避難しているのがわかる映画。銃により男性の面子は保たれ、それによりめちゃくちゃになり、崩壊する素…
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最大瞬間風速 ★★★⭐︎⭐︎
冒頭 ★★★⭐︎⭐︎
タイトルバック ★★★⭐︎⭐︎
ラストシーン ★★★★⭐︎
絵 ★★★⭐︎⭐︎
展開の斜め上度 ★★★★⭐︎
カリスマ性 ★★⭐︎⭐︎⭐︎
脚本の…
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