130年前に発表されたドイツのリアリズム小説が原作です。男性作家だったので意外でした
この時代に生まれた女性は本当に自由とは無縁。貧しい家に生まれた女性も過酷だが、貴族階級の家に生まれた場合は人形と…
小さい者こそ残酷、生来の教育者、法学、芸術に傾倒という記号。“老いは徳を積んでもさほど役に立たない”というファスビンダーの上の世代への嫌悪感は強烈で、暗に夫ゲールトに小さい独裁者の姿を重ねているのだ…
>>続きを読む19世紀の文學作品だけど、冒頭で構造に抑圧されてるすべての人へ~みたいな文言挟まれてるのが単純だけどよかった。でも説明的&文学的な台詞は集中力切れました♪
ホワイトアウトのようなフェードアウトやぶつ…
・冒頭で物語の骨子を説明してくれる親切設計
・間に挟まる独白のような文面が、エフィの最終的に選んだ考え方を反映していて、それが自分に言い聞かせる言葉のように響くのが悲しい
・全編にわたって鏡の反…
19世紀末ドイツ、母がかつて思いを寄せていた 20歳年上のエリート男性と10代で結婚、退屈で気味悪さもある田舎生活の中で不倫、出産しベルリン移住後に夫と離婚、両親に看取られながら病死した女性の人生。…
>>続きを読むかなり好き
構図バッチリで気持ちがいい。
鏡に映るときの駆け引き・建前の会話と黙って見つめる視線のメリハリ。
1番好きなのは
エフィが「足音がして眠れなかった……」と言う新居初夜明け、鏡に映っ…
「幽霊が出るので一人で眠れない…」
ところどころで、エフィの運命にひゅーどろが響くような、暗雲の兆しが冒頭から散りばめられる。
市井の若き女性が、なぜこんな悲劇的な一生を遂げなくてはいけなかったの…
【死ぬ時に、自分が既に死んでいたことを悟るほど哀しい人生はない】
17歳のエフィ・ブリーストは20歳上のインシュテッテン男爵と見合い結婚するが、男爵は年若い彼女をしつけようとする。男爵の領地は田舎…
前半は睡魔との戦いで、仕事の後の鑑賞だからかなと思ってましたが、他のレビュアーさん達も同様の方も多いようで、
まぁそんなタイプの映画です。とは言ってもファスビンダー映画が好みの方は見て損は無い内容で…
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