このレビューはネタバレを含みます
怖いような直接的なシーンが続く訳ではないんだけどどこか不穏な時間がずっと続く。
直接的な説明がないからもしかしたら自分の解釈が違うかもしれないけど。
とにかくカットのひとつひとつがもう素晴らし過ぎる…
『すばらしき世界』がとても良かったので久しぶりに観てみたら、神経削られていく役所広司に観てるこっちも神経削られた。深夜からプロジェクターにイヤホンで取り組んだら、映像以上に音響が削る設計になってるの…
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最初は不可解な連続殺人事件の謎を解く刑事の話だと思って観てたのに、だんだん訳が分からなくなってきて、すごく不気味で嫌だった。どれが現実か夢か妄想かも分からなくなってくる。説明がなくて答えもないから余…
>>続きを読む種も仕掛けも意識の底に。アブラカダブラ。
伊藤計劃は黒沢清が好きだったはずだから、『虐殺器官』の元ネタの1つであることは想像に難くない。
役所広司が「犯罪を説明する言葉を探してる」なんて言ってくれ…
個人的に、サスペンスホラーの傑作。
本当に不気味で、日本の映画でしかこの雰囲気は出せない気がする。
人が人を殺す怖さ、静寂と間の取り方、生々しい心理描写。
観る人を不安にさせる、不快にさせる環境音。…
もっとよく分からなさが欲しいなと思いつつ見ていたら、どんどんよく分からなくなっていった。映画の形式と理性が、同時に崩壊していくような、そういう快楽がある。
それにしても大好きなシーンがたくさんある。…
ジャパニーズ・マブゼ。怖くて音ちっちゃくしながら見てた。違和感と陳腐さの同居、これがどこにもない空間に繋がるのか?公務員が「売春婦」って言葉使う?刑事たちの食事が丼物とか弁当とかじゃなくてサンドイッ…
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