映画が作られる目的というものをちょっと考えてみたくなる作品でした。
ブラジルの歴史にあまり明るくないので、もう少し勉強しなければなあと思いつつ観たのだけれど、それで分かりにくい(いや、もっとくわしけ…
前半バカンス映画感ありつつのブラジルのすごく良い映像を挟みつつ、やや緊張感のある取り締まりシーンで情勢の複雑さを観客にわからせるところまですごく良い。その後の娘の欧州留学のパーティーと記念写真、ダン…
>>続きを読む「悲しい顔で」と記者に言われても笑顔で写真に映る家族。
日常を明るく振る舞うという抵抗のあり方。
取り調べに来た人たちにもランチを振る舞う。
百年の孤独のような変遷。
有産階級の話だったせいか…
一貫して家族の笑顔や繋がり、喪失を描き続けたのが印象的だった。何も分からないまま生活を追われ、あっという間に時が過ぎるという描き方は、妻より子供たちの目線に近いのかも。引っ越ししてからの25年を描か…
>>続きを読む本国では原作とももに良く知られた話なのだろうが、あまりに省略が多すぎて感情が昂らない。大学に再入学して弁護士になり、国家への告発を続けた妻の行動の18年が省略され、さらに唐突に25年後の認知症になっ…
>>続きを読む本日2本目。再び女性の生涯を追う作品。
こちらは実話でなかなかの迫力、感動。
軍事政権下での出来事、他国のことと思ってしまうけど、不安定な世の中で何が起こるかわからない。
父親が連れ去られても子…
20250911新宿武蔵野館で鑑賞。
1971年、ブラジルの軍事独裁政権下で強制連行され行方不明となった元国会議員ルーベンス・パイヴァの事件を基にした実話。その後、妻は50年間かけて、失踪の事実を追…
作中の様々な写真が「アイム・スティル・ヒア」というタイトルと静かに力強く共鳴する。写真という媒体の動きを封じる機能が、エウニセの取り残された心とシンクロする。その共鳴・シンクロが、単なる感傷ではなく…
>>続きを読むこんな風に、日常っていきなり奪われていくものなんだと、その理不尽さに驚愕する。観る前は知らなかったけれど、実話がベースになっていることもあり、ドキュメンタリー・フィルムを観ているようなリアルさを持っ…
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