曖昧な記憶から広がる会話の端々に、長崎での原爆投下の影響が、ある種ファンタジーのような街の風景や衣装の鮮やかさ、光の差し込み方に細やかに仕込まれていて、その見せ方が本当に見事だった。
人は、耐え難い…
鮮やかな色彩が印象的で、どこか夢うつつの中にいるような世界観に引き込まれた。物語の展開は原作に忠実な印象を受けた。信頼できない語り手が、ミステリー要素となって物語の推進力になっていたのが良かった。
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カズオ・イシグロさんの書く、女性同士の会話の持つリアリティには作品を読むたびいつも驚かされる。今回も時代、関係性を替えながら複数の女性同士が描かれるのだが、やっぱりカズオ・イシグロはデビュー作からす…
>>続きを読む恐らく原作を読んでから見ていたら感想が変わりそう。
もっと浸りたかったし、とても質の高い作品なんだとも思った。
でも、途中眠くなってしまった部分もあり。
母役がちょっと若い印象。でも若い頃との連動…
原作の小説読んでひと寝かせした後に湧き上がった疑念を回収してくれ、映画の方があまりにも明示的に作られているのはイシグロ本人が小説と映画の顧客層を別と考えているからなのか、それとも原作を書いてから時間…
>>続きを読むまさかのファイトクラブ。
濃い味が好きな主人公。オムレツ。
うどん屋で水をかける場面(ここは映画的な省略の描写かな)、悦子が泣くシーン、原作になかった。
桃を手でもぎり取る画、『君の名前で僕を呼んで…
今と過去が交互に描かれ、やがてある真実に辿り着くというヒューマンミステリー。面白かった!
ちょこちょこ顔を見せる違和感、ずっと付きまとう不穏な空気。大事件は起きないけれど「何かが起きている」のを感…
画がとにかく美しい!
長崎やイギリスの情景に見惚れた
原作読んで腑に落ちなかった部分も映画を見て1つの答えを受け取れた気がする
戦後長崎はまだまだ人は痛みを抱えて生きていたんだなあって改めて実感した…
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