今作は奇しくも「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」同様、死を身近とした時の作品で、たまたま連続して鑑賞した。
まず長塚京三さんのスタイルの良さよ…!
昔から何度かお見かけしたことがある俳優さんですが、初…
長塚京三が性的においのする役をやるの珍しい気がする。
前半、淡々と丁寧な暮らしぶりが描かれているところが心地よかった。やはり己のみっともなさは見ないふりをして、虚構というぬるま湯に浸かっていたい。…
日本版デヴィッドリンチみたいだったな
ラストのぐちゃぐちゃな混沌具合なんてマルホランドドライブやんけって思った
しかしまあ独り身のジジイから生まれる妄想なんてみんなこんなもんなのかね
現実と虚構の境…
モノクロだがパキッとしていて現代的な印象。
前半の丁寧な生活から徐々に不穏が加速していき、何だが長い走馬灯を見ている気分。
やはり考えさせられるのは「敵」とは何か。
自分とかこれまでの人生とかかなぁ…
2025年22作目
妄想に囚われてしまったおじいさん。妄想なのか、加齢なのか。
ご飯が美味しそうだったのに、後半になって妄想が増えてくるとカップ麺とかになり、食事が荒れてくるのが現実的だなと思った。…
大学教授の職をリタイアし、祖父の代から続く古民家の実家に一人慎ましく暮らす老人、渡辺儀助77歳。妻にはとうの昔に先立たれ、毎朝決まった時間にひとり起床し、朝食を作り、食後のコーヒーを挽く。丁寧な暮ら…
>>続きを読むⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA