パサジェルカの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『パサジェルカ』に投稿された感想・評価

恋文読むとき音が全部なくなって、囚人たちの顔がサーチライトで照らされるの良かった。終わりを定められず第三者によって不自由にさせられる映画。

幾何学的に並べられるいぬ、その数性と付随する音たち

主題は、アウシュビッツにおける看守と囚人の奇妙な関係性を軸に据えた心理劇であると同時に、語りの不可能性そのものを構造化した作品でもある。

冒頭、アンジェイ・ムンク監督の事故死により本作が未完成であ…

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この世で最も美しく悲しい切り返しがある。
成瀬の乱れるにもお互いの距離を徐々に詰めていく切り返しがあったな。
紙芝居映画かと思えば途中でスクリーンが広がり、圧巻な映像が広がる。

「未完」🍊の映画、それに加えて偶然の再会という主題だから尚更この後の展開が気になる。
UE
4.0
犬が整列してるショットがバチバチに決まってる。整列してる時に段々と男と女が距離を詰めていくシーンの緊張感と切なさ。基本的にマルタとリザの視線によって物語が進むかっけー映画だ。
4.0
強制収容所での女と女の視線バトル。バッチバチで面白い。
ピントも合ってない奥でさりげなく暴力が振るわれていく恐ろしさ。犬の顛末。
たむ
3.8

監督の事故死によって未完の状態で公開されながら、高い評価を受けているホロコースト映画です。
船旅をしている現在を写真で、アウシュビッツで看守をしていた時代をシネマスコープで表現します。
過去編はしっ…

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看守と囚人との心理戦。看守が囚人を気に入っているから話は単純じゃない。未完ながら、背景に写されるアウシュビッツの惨状は凄まじい。その中で写される女の屈折した一方通行な愛情とクールな女囚の軽蔑が狂おし…

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客船の女は、元アウシュヴィッツ収容所の看守。ドイツに帰る途中だ。乗客の一人の女を見て驚く。女囚だ。彼女には同情的に扱っていたつもりだが、非難される。お互い過去に向き合い、回想する。その心理描写の激突…

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