
映画作家の中でいちばん好き、がどんな幸福な映画体験を経ても揺るがない彼の遺作をギリギリ映画館で観ることができた世代で嬉しかった。
第一部に大好きな「はなればなれに」の名シーンとアンナがカットに入…
ゴダールは、この世のすべてがどうでも良くなって死んだわけではない、と思えて落涙。
俺は無防備都市のあのシーンを見ると条件反射で涙が出てしまうけど、ゴダールもそうだったのかな。
過去の自作から引用…
まぁこの作品に関しては余計なコメントはやめておきます。
私は所謂シネフィルではないですけれども、さすがにジャン=リュック・ゴダール監督の最後の姿、最後の言葉に触れると心の真ん中がグッと来ますね。
若…
『奇妙な戦争』がカッコつけた遺作だとしたら、『シナリオ』はエモい遺作だったと思う。(ウィークエンドとはなればなれにの引用もアツかった) 最後にゴダールがすっとぼけたともシリアスとも皮肉とも照れ隠しと…
>>続きを読むもっと早くに感想を書き留めておけばよかった。
短編でありながらもゴダールの哲学が詰まった良作。彼が多くのイメージを使った何を伝えようとしたのか考える楽しい時間に浸ることが出来て幸せでした。
あのイ…
記録用
ジャン=リュック・ゴダール監督。
映画との思考を深めた結果、映画と溶け合い映画そのものになった巨匠は「ゴダール」という映画のファイナルカットを神にすら譲ろうとしなかった。
2022年の9…
このレビューはネタバレを含みます
あなたも私も
みな等しくこの世から必ず消え去る
という疑いようのない明確な事実。
しかしてゴダールはどうだろうか?
様々な映画(虚構)の死のイメージに
連なる形で最後にインサートされる
ゴダール自身…
L’occident, s’il vous plaît .で誰が出てくるか、ソワソワしちゃったな。
あれが西側なのか。東側こそ男女平等が進んでいたから、東側の彼こそ女性であるべきでは?あのイマージ…
テキスト、イメージ、シーン、登場する人、音、それぞれに文脈や意味がつきまとっているという前提があり、
それらを元の状態から切り離して、文脈を維持した状態でつなげ合わせて別の物語をつくる。
物語とは言…
哀悼でも感傷でもなく、このような映像が新作としてスクリーンにかからなくなるのかと思うと強烈に悲しくなった
最初のカットからほかの誰がこんなことをやるんだろうかというか、やろうとするんだろうかという、…
©Écran noir productions — Arte France — Nekojarashi/Roadstead