過去と現在を繋ぐ紺碧の空と珊瑚に囲まれた紺青の海。時間を幻想的に交差させながらその空白の距離を縮めてゆく。主演の賀来敦子が、遠い記憶の中の美しかった母親を渾身の演技で鮮かに蘇らせていて、この作品と『…
>>続きを読む田村高廣(大山稔)
賀来敦子(平田さわ)
山岡久乃(たか)
戸浦六宏(三昌秀次)
小松方正(平田猛)
藤原釜足(鶴禎ジジイ)
原泉(祖母)
浜村純(ユタ
殿山泰司(丸安とうふ店)
三戸部スエ(とくわ…
海、空、母
青、蒼、幻…
青かった。とにかく青が印象に残る。
亡くなった母との想い出をたどり、追憶の彼方へと旅をする主人公の話。
悲しい物語なのに綺麗。
回想シーンは、“幼い頃の自分と現在…
冒頭の奄美群島の美しい珊瑚礁と白い砂浜の映像が鮮烈だ。
運命の悪戯によって引き裂かれながらも、沖永良部島の浜についた病身の母親サワとその幼い息子稔。
この映画は幼い稔少年の目線と、成人して故郷に戻っ…
【1973年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
『秋津温泉』『儀式』などの撮影監督をつとめた成島東一郎の監督デビュー作。一色次郎の同名小説の映画化作品で、『儀式』に出演していた賀来敦子、戸浦六宏…