一種の欠落や不完全性が生に空白をもたらしその空白を埋める営みこそが生の原動力に、生の意義となるという自身の哲学の確からしさを知る。ただ営みの中に「愛」はいかに位置づけられるのか。民主化に伴う封建制の…
>>続きを読むマノエル・ド・オリヴェイラ監督作品。
とても評価が高いけれど、まったく面白さが分からなかった。
うんざりするほど難解で長尺な、愛や政治についての議論の連続。
たしかに美しいものの、絵画的で窮屈な数…
オリヴィエラ監督特集6本目、これで最後。
これまでのは割と短い作品だったけど、これは3時間越えの大作。
こんなのも創っていたのだなあ、84歳の時の作品とは驚き。
出会った時は14歳のエマ、なんとも…
上映時間見ただけでぐったりしたが、景色よすぎて全然長く感じず、珍しいパターン
ナレーションはあってよかったないと寝てたかも
どのシーンも全部声出そうになるくらい綺麗だったが、式直前の水色のドレスを着…
大人の話に退屈する表情に始まり、最後には黒猫を抱えた挑戦的な表情を見せる、エマの変化には驚かされる。男性の視線を嫌悪して貞淑な洗濯女に共感するところから、放埒な女性に変身して男を振り回し、自分の欲望…
>>続きを読むなんとまあ優雅な映画だ。そしてこのなんともいえないゆったりとした時間の流れ。とても90年台に作られた映画とは思えん。
この時、監督のオリヴェイラは80数歳だったそうで、まさにそれが反映されている。…
ペドロ・コスタと同じくポルトガルの監督作品であったが、ペドロ・コスタによく似てカメラが動くショットがほとんどなく、ひたすら固定画角が繰り返される。ポルトガル映画の型なのだろうか。ただ、ペドロ・コスタ…
>>続きを読む人物の顔を画面の中央に配置してひたすら切り返していく映画なのだが、これが面白い。なぜここまで面白いのか、その理由はちょっとわからない。
驚くべきは、終盤のオレンジ畑をレオノール・シルヴェイラが歩くシ…
2024年のイタリア映画に「パルテノペ ナポリの宝石」という作品がある。
人を狂わせる絶世の美貌を持つ一人の女性が、自らの道を華麗に切り拓いていく一大伝記。その道程には彼女の美に狂わされ、救われ、破…
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