石炭の値打ち 第一部:炭鉱の人々に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『石炭の値打ち 第一部:炭鉱の人々』に投稿された感想・評価

1977年にBBCドラマ枠用に制作されたケン・ローチ監督の二部作テレビ映画。脚本は『ケス』のバリー・ハインズ。

舞台は1976年、イギリスの炭鉱町の労働者たちとその家族、経営陣たちをドキュメンタリ…

>>続きを読む

特に何か大事件が起きるという展開でもないけれど、ひたすら坑夫たちの生活を淡々と愉快に描いていて、ところどころ笑えるところもあり、とても楽しく観た。男たちのブラックジョークの数々。

そして、皇太子訪…

>>続きを読む
4.2

敬服の念に堪えないイギリスの名匠ケン•ローチ監督の"幻の傑作"が日本初公開。
BBCのドラマ枠で制作された2エピソードを二部構成168分の長編で上映。

年末ラストの大目玉として特別な思いを抱いて非…

>>続きを読む
Juzo
4.4

ケン・ローチの政治性が最も静かな形で結晶した一編。第一部は主張を叫ばず、ただ炭鉱で働く人々の生活・労働・表情を丹念に映し続ける。その抑制がかえって石炭産業の構造的な不均衡と、人間の尊厳の脆さを浮かび…

>>続きを読む
深緑
4.2

「この若干自嘲入ったワーキングクラスの軽口の叩き合い、何時間でも観れる」と思ったら次の局面で凄い角度で落としてきて「嗚呼、ケン・ローチ」と謎の感慨に耽る。

ドキュメンタリータッチでヅラのパカパカ見…

>>続きを読む
pa4
4.3

1977年にケン・ローチ監督が制作した二部構成のテレビドラマ。
舞台は炭鉱の労働現場。第一部は、炭鉱を視察訪問する皇太子の受け入れをめぐる軟派チックなドタバタ劇。第二部は打って変わって、炭鉱での爆発…

>>続きを読む
CCC
4.2

前後半、どちらも大騒ぎなんだけど、その対比が実に面白い。前半(第一部)は喜劇ときての大騒ぎ。権力に尻尾を振って馬鹿馬鹿しいことをしてしまう滑稽な管理者たちと、それに付き合わされる労働者たちの、残酷な…

>>続きを読む

一部二部まとめて上映だったのでまとめます。

ケン・ローチ初でした。
鑑賞後に予定を入れていたのですが、ちょっと喰らいすぎて何もする気になれなかったので家帰りました。
それくらい凄まじい切れ味です。…

>>続きを読む
4.3

映画の舞台は1976年イングランドなのに、この顛末は本当にあるある。過去の日本の炭鉱でもあっただろうし、炭鉱が閉鎖した今は違う業種やイベントで行われている。

大きな権力から小さな権力へ、そして何も…

>>続きを読む
ぴよ
5.0
「権利を訴える輩は共産党」という悪口を人類はずっと言ってる。しかし、意見が違うこと自体は受け入れられてるようなので今より遥かにマシに見える。

あなたにおすすめの記事