演劇的な演出を随所に感じると同時に、映画らしいホラー的、スリラー的、サスペンス的な演出がありハラハラさせられる。当然助からないわけだが。またセリフがない場面の重要性も映画的。
誇張もされていない身…
◆あらすじ◆
敬虔なキリスト教徒で裕福な父テーレ、母マレタに育てられた一人娘のカーリンは教会へ向かう途中、ヤギの世話をする貧しい3兄弟に出会う。カーリンは3人に食事をふるまうも、長兄と次兄は彼女を強…
神は赦すのか、それとも人の怒りが裁くのか
中世スウェーデンを舞台に、無垢な娘の悲劇と、その後の父の復讐を描くベルイマンの代表作のひとつ。静かで厳粛な映像美の中に、人間の暴力と宗教的救済の矛盾が刻ま…
裕福な農家の一人娘であるカリーナは、ある日教会に蝋燭を届けるよう言いつけられ、小間使いで身重のインゲリを伴って出発する。しかし道中でインゲリは暗い森に恐れをなして帰りたいと懇願したため、カリーナは仕…
>>続きを読む毎年お馴染みの「神の沈黙」ネタ。神の恩寵によってピリオドが打たれるというキリスト教的世界観の中で完結している寓話。
キリスト教徒ではない自分が本当の意味で理解できているのだろうかと思わせられる映画…
面白かった!
カーリン、現代だと絶対に死なないようなのんきキャラなのに。しかし無惨に予定調和として死ぬ。
オーディン信仰とキリスト信仰。
日々を縛り常に行動を制限するが、何が起きようともそれを糧に…
胸にぐさっとくる作品だった。ただ平凡な日常だったはず。そこに訪れた悲劇が信仰を揺るがす。神とは?果たして呪いがあるのか?嫉妬が招いたのか?厳しくしたから?無自覚で無垢だから?何か悲劇が起きると、どう…
>>続きを読むあまりにオーソドックスなストーリーながら映像が際立っている。これは絶対にモノクロームでなくてはいけない。
このような事態は今もかつても世界中で溢れている。根底には人間の性に係る厄介な問題がある。理…
AB SVENSK FILMINDUSTRI.