これは1人残された人々の物語であるという始まりが示すのは、個として生きる集団のドキュメンタリーであるということだろう。
社会主義政権において政治的思想故に検閲された作品らしく、その社会主義の枠組みの…
カルパチア山脈の東側、スロヴァキア南西部のファトラ山地に暮らす老人たちの表情や語りをじっと見つめるドキュメンタリーだが、単なる「老いの記録」ではなく、人生そのものの肖像画のように感じた。
ひとりひと…
爺婆たちの顔顔顔。つばを吐きかけて手を洗う爺さんにはびっくりした。冒頭の電子音はなんだったんだ。フィクションとノンフィクションの中間にあるようなフォルクロア表現。手を失った人、足を失った人、身体に不…
>>続きを読む