【殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは神や仏も救う術はないのだ】スケール大の映像にも役者の狂気にも圧倒されたが、なんといっても観終えた後の『乱』という一文字の絶対感。こんなに力を入れた作品、なんな…
>>続きを読むクロサワ最後の時代劇。「リア王」の戦国時代版。
「影武者」は「乱」作るための前提作品で、スタッフやノウハウ、衣装小道具・大道具など、そして製作費を前作で構えて臨んだ大作。
様式美ここに極まれり。…
戦国の世で一文字家の家督を巡り三兄弟の骨肉の争いを描く、まさにリア王。
棟梁となる太郎は調子良く、次郎は人の言いなり、三男の三郎こそ器だけれども三男に任せる事は身分の違いで出来ない、ならば先の縁談を…
日本映画にしては合戦の様子等大スケール作品。映像も原色を多用し色彩鮮やか。特に合戦で大量に流される血飛沫の赤がインパクトがある。リア王がどんな話か知らないけれど、戦争で負けた時の悲惨さは古今東西、世…
>>続きを読む2022/11/2
「Life work of Akira Kurosawa」が配信されて観たので本作に記述。NHK特集「黒澤明の世界」や「ラ・ジュテ」で有名なクリス・マルケルの「AK」が黒澤ドキュ…
一大戦国絵巻スペクタル巨編といった感じでしょうか(なんのこっちゃ)黒澤作品の中でも最もお金がかかった壮大なスケール感です 愛と憎しみの群像劇ではあるが 戦国時代にはこのような肉親の間での戦いや殺しあ…
>>続きを読む海外では七人の侍に次ぐ人気を持つ黒澤作品
興行はすこぶる悪かったというけれど、多大な費用をかけてこのような大作を作ってくれたことが本当にありがたい
圧巻の時代再現力 セリフも洗練されてる
老いた…