日本なんだけどどことなく日本ではない感じの場所を描く空気感。日本映画というよりは同時期のアジア映画という文脈の中で見られるべきだという感想を見かけて何だか納得した(全然アジア映画観れていないのであれ…
>>続きを読む目が覚めて顔をあげたら思いがけず恋人が目の前にいて、洗濯物たたんだりとかしているのをみて、あれこれ夢なんかな?と、現実と夢のあいだでゆらめく瞬間が誰しもあるとおもうが、この映画は終始そういう感じで、…
>>続きを読む無駄な台詞が一切排除された作品。しかしハルとミチの二人からは、二律背反する気持ちの狭間で揺れ動く心情が痛いほど伝わってくる。言葉を使わずにこの不安感を演出できる黒沢監督の手腕に唖然とさせられる。そし…
>>続きを読む武田真治の住んでる部屋がメチャクチャお洒落。『東京上空いらっしゃいませ』の中井貴一の部屋の次くらいにお洒落で、こんな部屋に住んでみたいと思った。
コピー機のくだりがジャンルホラーでもないのにガチン…
この抽象度、次代の香りはするけど、少し憧れる。
今はとても具体を求められる時代なので、こういう映画はとても浮いてしまうけど、この時は最先端だった気がする。
物語は言い訳程度で、感情より行動で示され…
今まで見てきた黒沢清作品の中で一番意味がわからなかった。辻褄はほとんど機能してない。「消えちゃって」をそのまま受け取って文字通り「消えよう」とする武田真治。世紀末の「宅録」、デカすぎる花粉、なぜか繋…
>>続きを読む「二人が愛し合うという物語は、結局いつもセクシャルな欲求の成就か、あるいは家庭という制度への順応といった結末しかもたらさない。愛の果てには本当にそれしかないのだろうか?そうでもないだろう。というのが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます