何をするにも砂まみれになる蟻地獄生活の描写がめっちゃストレスフルで、自分がこうなるのは心底ごめんという気がした、、、
他人の顔と同じ自己同一性テーマがずしんとくる
己というものにいくら確信をもって…
安部公房ってもっと訳わからない話かと思ったけど、すごく面白かった。
砂、とにかく砂 乾いた関係と乾いた思考
砂に殺されて砂に生かされる
蟻地獄的、緩やかな地獄への適応って感じで、震えたし多分小説の…
新文芸坐さんに「安部公房生誕100年 超越する芸術・勅使河原宏との仕事」と題した特集上映。初期代表作『砂の女』(1964)『他人の顔』(1966)を鑑賞。
『砂の女』(1964)
ある高校教師(演…
自己の連続性を、二度とは同じ形態を保たない砂の性質になぞらえた作品。
終盤に男が蟻地獄からの脱出を諦め、貯水システムの考案へモチベーションが移っていくように、砂は水で固まるとその形を維持できるとい…
スタッフ、キャストのハンコが並ぶオープニングタイトル(「お前は何者か?」ということを書類の上でだけ証明するためのもの=ハンコ。その空虚さ!そしてそれがラストに呼応するとは!)、続く、砂粒のクローズア…
>>続きを読む🎬2024年劇場鑑賞123本目🎬
東京で教師として働く男は昆虫採集に訪れた砂だらけの村で1晩泊めてもらうことに。
しかし、翌朝帰ろうとすると来た道は塞がれ、砂の谷間の家にその家の女と2人きり取り…