死んだ父への申し訳なさを抱える娘と、娘に幸せになって欲しいと願う父。お互いに思い合っているからこそ、ぶつかり合う。
最初は淡々と進んでいくけど、会話が進むにつれてお互いの葛藤が強くなっていく様が良か…
舞台は生でも映像でも見たし、戯曲も卒論のために散々読み込んだ大好きな物語の映画版、いつか観なければと思いつつ後回しになっていたのをようやく観た。
原作は独特な二人芝居なので映画化にあたってどこまで…
話の展開が面白いし、宮沢りえと原田芳雄の名演でぐいぐい引き込まれる。
元が戯曲だからか、ほとんど語りだけなのにはっきりと悲惨な被災者の体験を想像させられるのがすごい。
とったんのキャラクターで見てる…
この意味深長な(どんでん返し的な)ラストシーンは原作にないらしい。そこから遡って考えてみると最前までの物語の印象が変化する。友人の死、父の死に感じた後ろめたさを引きずって男の愛情を受け取ろうとしない…
>>続きを読む1948年。原爆から生き延びた娘と、原爆で亡くなった父の会話から、原爆の惨たらしい現実を淡々と浮かび上がらせる。市井の人々にとって原爆とはなんだったのかを知ることができるので、子供たちに見せるに適し…
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「あん時の広島は死ぬるんが自然で、生き残るのが不自然なことやったんや」
生き残るというのは苦しい事だね
地獄だね
その命は生かされている
語り部になるために
語り継がれていくために。
どうか…
「父と暮せば」パートナーズ